●テレビやDVDを長時間見せるのはやめましょう。スマホも同様です。 この時期は言葉を覚える大切な時期となります。言葉は人と人との話の中で蓄積されていきます。テレビ・DVDの「長時間視聴」が、本来の発達によくない影響を及ぼす可能性があることが指摘されています。 テレビの刺激は一方通行です。このことは、受け身な姿勢や一方通行な話し方など、誤った学習をする可能性があるからです。
最近、小児科医や発達の専門家から「言葉の遅れ」や「社会性の遅れ」のある幼児の中に、テレビ・ビデオの「長時間視聴」をしている児がおり、テレビ・DVD視聴をやめると、それらの改善が見られる例があると相次いで報告されています。 この時期は言葉をかけながらの見守りがとても大切です。
「テレビは1日最長2時間まで」など、保護者と子どもでメディアを上手に利用するルールを作りましょう。
●メディア漬けの予防は乳幼児から! 【5つの提言】 (1)2歳までのテレビ・DVDの視聴は控えましょう。 (2)授乳中、食事中のテレビ・DVDの視聴はやめましょう。 (3)すべてのメディアへ接触する総時間を制限することが重要です。1日2時間までを目安と考えます。 (4)子ども部屋にはテレビ、DVDプレイヤー、パーソナルコンピューターを置かないようにしましょう。 (5)保護者と子どもでメディアを上手に利用するルールをつくりましょう。 ※ここでのメディアとは、テレビ、DVD、電子ゲーム、ケータイ、スマートフォン、タブレット端末などの電子映像メディア機器を指します。
~(社)日本小児科医会「子どもとメディア」対策委員会より~
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