乳児ボツリヌス症について
乳児ボツリヌス症について ハチミツの摂取が原因と推定される『乳児ボツリヌス症』が、1986年以降、国内で30例以上が確認されており、死亡事例も報告されています。
『乳児ボツリヌス症』は、腸内環境が未発達な1歳未満の乳児に特有の病気で、口から取り込んだボツリヌス菌が腸内で増殖し、その際産生される毒素により発症します。
発症すると、頑固な便秘を起こし、次第に全身の筋力が低下し(飲み込む力が弱くなるなど)、重症の場合、呼吸困難や呼吸の停止が起こることもあります。
ボツリヌス菌は、土や、海や川の泥砂中に存在するため、ハチミツにも含まれていることがあります。厚生労働省は、『乳児ボツリヌス症』の主な原因食品はハチミツであるとして、乳児のハチミツ摂取について注意喚起をしています。
ハチミツはリスクの高い食品ではありません。1歳以上のお子さんには、ハチミツを食べさせても大丈夫ですが、1歳未満の乳児にはハチミツを食べさせないで下さい!
もし、1歳未満の乳児にハチミツを食べさせてしまった後、頑固な便秘等上記症状が現れた場合は、小児科へご相談ください。
参考リンク(クリックでリンク先に移動します。)
ハチミツを与えるのは1歳を過ぎてから。(厚生労働省ホームページ)(外部リンク)
ボツリヌス菌(東京都の食品安全情報サイト)(外部リンク)
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